トリノ映画祭に出没

トリノ映画祭に出没

11月19日から28日まで一週間にかけて行われるトリノ映画祭。
D・クローネンバーグの"eXistenZ"の試写をはじめ、今年はジョン・カーペンター監督が代表なので(といっても、この名前初めて聞いたのだ。ホラー映画の巨匠?らしい)、彼の映画もかなり上映される。だけど、もちろん中心は若手映画監督達の作品。イタリアはもちろんの事、アメリカ、イギリス、ポーランド、インドからの作品が深夜まで上映される予定。

日本の映画も2本上映。プログラムによるとアオヤマシンジ氏の「shady grove」とハヤカワワタル氏の「7/25」。前者はメロドラマ、後者はミステリー風らしいが、どちらも普通のそれとは違う、ラシイ(LA STAMPAの付録、TORINO Setteより)。
どちらも23日、24日に数回上映されるようなので、行って来た。

23日

via XX Settembreの一角REPOSIという映画館を5つに区切ってそれぞれの上映が行われている。想像以上に周囲は凄い人だかり。入場料只、は誤りで一回11、000リレ(800円程)。今日はどうやらポルトガル映画の上映に注目が集まっているようだけど、私はやはり日本人。日本映画のshady groveを見に来たのだ。ところが、入場料を支払おうとしたところで、shady・・・は上映中止とのこと。何をしに来たのやら。日を改めて、という事ではなく、上映自体なくなったようだ。理由がよく分からないので、なんとも不可解。

24日

今回は予定通り上映があるとのことで、ひとまず安心。チケットを買って、一時間ほど早めに中へ。トリノの戦中の歴史など記録フィルムが短く3本ほど。オリジナル言語がイタリア語の場合は英語字幕、その他の言語の場合はイタリア語字幕ということらしい。椅子の座りごごちは抜群。去年改装されたばかりというので納得。
フィルムを眺めつつ少々うとうとしながら小一時間、やっと本命の「7/25」(ナナ・ニ・ゴ)。場内はほぼ満員、しかしもうちょっと日本人でも来るのかと思ったら、私と監督だけ、のようだ。監督の挨拶後、上映。途中までは思わせぶりだし、3人の登場人物がどうやらどこかで結びつくらしい・・・というところまで来て、4人目登場、そこからがあまりよく分からなかった。監督が上映前冗談交じりに言ったように、実際2度くらい見るといいのかもしれないが(続けて2度目の上映があったのだが)、そうも行かず、帰宅。監督がその場にいたのだから、なぜ7月25日にこだわったのか聞けばよかった・・・と遅れ馳せながらおもうのであった。

「7/25」アラスジ
小さい頃から人より耳がいいと言われてきた男は、絶滅寸前のホシジマカエデを研究している。一年に一度のカエデの受精時期は7月25日。この日が近づくとカエデから音楽が聞こえてくるという。そんな男のもとへチェロ作りをしているという女が現れカエデが絶滅したら譲って欲しと言う。
一方、毎月決まって25日に100円ショップで万引きを繰り返す少女がいた。その少女を張り込む雇われ探偵・ハズキは彼女を尾行するうちに彼女のアジトにたどり着く。そこは行方不明になった有名なチェリストの以前の住まいで、彼あてに送ったチェロが送り返されてくる。そして、7月25日。ハズキと少女はチェロを自分達の手で届けようと、北海道を目指す。(1998年。67分)


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